先日、こんな発表がありました。
そうです。サービス終了です。
最近では現役を終えた筐体がオークションサイトなどに流れることがよくあります。
この記事を書いている2021年12月現在だとチュウニズムの旧筐体や星と翼のパラドクスなどがオークションサイトなどに流れているのが散見されます。
さて、そんな中で「サービス終了してもお家にあればずっと遊べる・・・」と考えている方、いらっしゃるのではないでしょうか?
それが可能なのかどうか、書いていきます。
オレカバトルには2種類の筐体があります。
純正筐体とドラゴンコレクションとマルチコンテンツになった筐体と2種類あります。
どちらも新品で大体定価40万円ほどです。
寸法は
純正筐体:1690x500x605(mm)(POP無しの場合) 重量109kg
マルチコンテンツ筐体:1500x705x730(mm) 重量85kg
キッズカードの筐体はカードが入っていないと動かない仕様になっています。
つまり、中に用紙とインクリボンを入れないと稼働しません。(600枚分x2 72000円+税)
これがなくなれば大きな文鎮になってしまいます。
さらに、これに関しては個人では買うことができません。(法人のみ購入可)
追記:12/31 メーカーは用紙の製造販売を終了したので、メーカーから直接取引は実質不可能です。しかし、東南アジアではオレカバトルのサービス終了はまだアナウンスされていないので、もしオークション以外の手段で入手する場合は海外の店舗と直接取引などしないと厳しいと思われます。
Monster Chronicles ORECA BATTLE Official Site
ただ、オレカバトルはコイン設定で「フリープレー(カード排出無し)」の設定があるので、残数1枚でも用紙とインクリボンが残っていれば遊べます。
追記:1/7 用紙セット時に自動でテスト印刷を行い、カメラチェック用のカードを印刷しますので、セットする際は2枚以上残数があるものをセットしてください。
↑用紙セット時に排出されるカメラチェックカード
中古で購入する際は用紙切れになっていない筐体が手に入るのが理想ですね。
また、ネットワーク設定に関してはテストモードでe-amusementをオフにすれば起動時のネットワークチェックをスキップしてくれるので問題ありません。
加えて、購入した際にバージョンが古いと使用できないカードが生じる場合があります。
古いキャラでも所持アイテムが新しいものでスキャンできないなどの問題も生じるので、購入する際はバージョンも最新か確認するようにしましょう。
追記:2/11 ドラコレ筐体にオレカバトル純正筐体のSSDとライセンスキー(黒ドングル)を刺しても動きますが、サブカメラの向きが90°傾きます。(カメラの基板の向きの取り付けが物理的に違うので、修正する方法はありません。)
アカウントキー(白ドングル)を使用しない場合はe-amusementをOFFにすると起動時にネットワーク接続チェックをスキップしてくれます。
また、現時点での純正筐体の最新バージョンはLMM:J:B:A:20220205XX(XXは筐体ごとに異なる場合があります。)
オフライン稼働に関してはこちらに補足的な感じで書かせていただいておりますのでこちらもご参考にしていただければ幸いです。
loveandberryandmiesha.hatenadiary.com
オトカドールにも2種類の筐体があります。
1つは純正筐体、もう一つはドラゴンコレクションからコンバージョンさせた換装筐体です。
左が純正筐体(レンタルプランのみ)、右が換装筐体(ドラコレ筐体が元々筐体買い切り方式なので中古で流通するのはこっち)
純正筐体ではかつてはライバルカードの購入が出来たなどのメリットがありましたね。
こちらの純正筐体はレンタルプランのみの契約の為、個人で入手することは不可能です。
となると、個人で入手可能なのは換装筐体のほうです。
寸法はオレカバトルに示した数字をご参考ください。
様々な問題点に関してはオレカバトル同様ですが、オトカドールはオンライン稼働必須となっております。
HPにも3/31を過ぎると一切のプレーが出来なくなると書かれています。
もちろん、ネットワークの接続が必要な筐体は立ち上げ時にネットワーク接続がないとエラーになります。
「センターサーバーと通信できません」というエラーを吐くのですが、サービスボタンを押すと、そのままゲームモードへ移行します。
オフラインでも遊べますが、ゲームの進行内容が反映されないため、ゲームを進めて戦える相手とのバトル(ルシ子など)ができません。
また、オトカドールはフリープレーでもカード排出無しのモードがないため、最後までプレーすると必ずカードが払い出されます。
こうなると用紙切れで遊べなくなる可能性があります。
しかし、カード排出前にテストモードに入るとカード排出をする前にゲームを強制的に終了させることができます。
コーディネート装備の画面でテストモード→ゲームモードと選ぶことで用紙切れになるリスクを回避できます。
とりあえずいろいろ書いてみましたが、まとめると
・オフラインでも稼働可能(記録の鍵、ニャンドラの鍵が使えないなど機能制限はあり)
・(最新バージョンのオレカバトルを除き)用紙を入れないと稼働しない上、用紙の購入は個人では不可
・筐体は重い
筐体の扱い方などを知っている前提でつらづらと書いてみましたが、大きな問題点は用紙ですね。
また、筐体を買う場合は壊れた際、修理なども自分で行わなければなりません。さらに、サービス終了するという事は修理部品の調達も困難になります。
実際、一回マザーボードが壊れたことがあります。自宅の筐体が壊れるとめっちゃ焦ります。
ただ、個人で筐体を保有すれば、録画台にしたり配信台にしたり等理想の運用方法ができるのでとても魅力的です。
ゲームセンターではあまり使わなかったカードを使ってあまり見ることのなかった演出等を見られるのは最高です。
サービス終了した後もゲットした創世竜プロトスタードラゴンを通常柄の方を敢えて試してみたり、2クレかかる対戦モードも遊び放題だったり、「あのライバルカード使ってなかったなー」とふと思った時に使って遊べたり、QOLが上がること間違いなしです。
アーケードゲームの筐体を買う際は事前に取扱説明書を読むなど扱い方の事前知識を入れてから購入を検討しましょう。
配送の手配などのメカニカルな問題以外のことは割愛しましたが、そこらへんはご了承願います。
それでは。
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