今回は設置編です。もし筐体が売っていた!なんてことがあり、買うか否か迷った際に参考にしていただければ幸いです。
まず、筐体を買うときや買った後にぶち当たる問題について箇条書きで書いてみます。
・置く場所
・重さ
・値段
・メンテナンス
・壊れた際のパーツ
ざっと挙げるとこのような感じでしょうか。
ではまず、筐体の寸法をラブベリを例に見ていきましょう。
上記画像はlove and berry dress up and dance! owner's manualから引用したものです。
半畳ぐらいのスペースがあれば設置できることがわかります。また、上のPOPさえ外せば高さは130cmほどになるので比較的コンパクトです。幅もそれほど大きくないことから家のドアは通りそうですね。
ちなみにラブベリの筐体重量は60kgほどなので、家に運び込むのもそれほど難しくはなさそうです。
最近のゲーム機は100kg前後が当たり前なので、最近のゲームの設置はかなりの覚悟が必要です。
設置する際は床に厚いゴム板などを敷いて設置することをお勧めします。
次に値段について考えてみます。
筐体まるごとでいままで中古筐体が出回った例で言うと、オレカバトルの筐体がそれにあたります。
参考程度におおよそ2~30,000円で流通しています。
しかし、ここで筐体の重さがネックになってきます。
重いということは当然送料も上がります。
送料も20,000円程度は覚悟したほうが良いと思います。
それを合わせても5万ほどで好きなゲームを自分の手元に置けてなおかつ好きなだけ遊べると考えると安いかもしれませんね。
次にメンテナンス及びパーツの調達問題です。
まず中古で出回る筐体は「倉庫で長期間眠っていた」「閉店するので処分する代わりに売った」この2つのケースが王道なパターンです。
前者の場合に出回った筐体は長期間お手入れされてなかったケースがほとんどのため、めちゃめちゃ汚いです。
届いてすぐに基盤清掃することは必須でしょう。
また、ボタンや各種パーツが汚れている可能性も高いのでそれらの清掃も必要です。
購入後に軽く動作チェックした際に壊れていたパーツがある可能性も考えられます。
ボタンのマイクロスイッチが破損していた場合は普通に購入可能ですが、カードを読み取るデバイスやボタン本体は基本的に専用のパーツになっている場合が多いです。
もちろん専用のパーツを個人でカスタマーサポートから購入するのは不可能なので、お店で務めている方のコネなどがなければ購入できません。
また、プリンターを搭載している筐体(これをオンデマンド方式といいます)は用紙とインクリボンがなければエラーを吐き稼働しません。フリープレイでカード排出なしの設定にしてもカード切れのエラーを吐きます。
使用済みのインクリボンを入れてもエラーを吐き動かないため、新品のものが必須になります。
これらの用紙とインクリボンも個人では買うことができません。
しかも、これらの消耗品はかなり高額です。
またまたオレカバトルを例にとると、600枚分×2ロールのセットで72,000円+税です。
基本的にどのオンデマンド方式を採用したキッズカードでも2ロールずつの販売がほとんどです。
中古の筐体よりこちらのほうがはるかに高額で、入手難易度も高いと考えられます。
また、業務用筐体を家に置く際に問題になるのは音です。
ゲームの音ではなく、筐体の電源のファンの音です。これがかなりうるさい。
普通のPCはファンの回転数が制御されていますが、キッズカードの筐体は常にファンが全開で回ります。
ゲームの音を最小にしてもファンの音が勝るぐらいうるさいです。
あと、家で常に遊べる安心感や結局家ではオフライン稼働しかできないため、思ったほど稼働させる頻度が低かったりします。
これらを踏まえると、1回たったの100円で遊べるのってかなり良心的だと思いませんか?
~まとめ~
・本体は思ったほど高くないけど送料が高い
・買った後のメンテナンスが面倒
・印刷式の場合は専用の用紙とインクリボンがないと詰む
・ファンの音めちゃめちゃうるさい
・結局頻繁に遊ぶの?
ただ、家に設置すれば遊び放題で知識があれば録画台にカスタマイズできたりやりたい放題なので本当にそのゲームが好きなので手に入る可能性があるのであれば購入を検討するのはアリだと思います。
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ダウンロードの際、パスワードが必要となります。知りたい方はDMまでお願いします。
※ラブベリのカード裏にも同様のことが書いてありますが、「個人で楽しむなどの場合を除き、カードやバーコードを無断複製しないで」ください。